【TRAVEL】想像の旅に想いを馳せて
1. アフリカ・マサイマラ 編

旅をする季節なのに今年はどうやらどこにも行けないようだ。

旅をする季節なのに今年はどうやらどこにも行けないみたいだ。 そんな時には、今までの旅を想い出してみるのはどうだろうか?古い写真を机の引き出しから引っ張り出して見てみる。眺めているうちにその時の思いや光景があっという間に頭の中を駆け巡る。あの時出逢った人たちは、動物たちは今頃どうしているのだろう。 私の旅は、いつも突然始まる。思い立ったら吉日。この時のアフリカ旅行もほんの思いつきだった。普段から動物園好きの私がふとアフリカに行きたいと思ったのは当然のこととも言える。いつもの旅の友の大親友に話したら、「いいよ。行こう」という事になり、何の下調べもしないままに予防注射をうって旅が始まった。 アフリカは暑いの印象だけしかなかった私たちの準備は、薄い洋服だけを何枚かトランクに望遠カメラと一緒に入れただけ。一番乗りたかったエミレーツ航空。長い旅が始まった。


マサイマラの空港Kichwa Tembo Airstrip

 


空港の建物はこれだけ。

 

やっと着いたマサイマラの空港は、野っ原だった。迎えにきたそれぞれのロッジのジープがただ並んでいるだけ。税関も無い。建物はかろうじて屋根の付いたベンチだけ。パスポートは、乗ってきた小さい飛行機のパイロットがチェックするだけ。 降り立って何がびっくりしたかって、アフリカは暑いもんだと思い込んでいたのが間違いだった事。マサイ・マラは赤道直下とは言え、標高が高い(1800メートルくらい)こともあって年間平均気温は18度前後。日中の直射日光はきついのですが、夜半から早朝にかけてはとても冷え込んで寒い。 まるで岩がゴロゴロ転がってるような道を走って着いたロッジはムパタサファリクラブ。多分、アフリカに来るのは最初で最後かもしれないと思い切ってジャグジー付きのコテージに変更した。全て自家発電のコテージにはテレビもラジオも何にも無い。電気が消えたらあとは寝るしかない。お日様が照るのをやめた夜はもう寒くて寒くて。 ベッドに入るとそこには何と湯たんぽが。この時ほど、湯たんぽがありがたいと思ったことは後にも先にも無いだろう。

 そして、この時選択したジャグジーには一回も入れなかった。笑 何故ならば、朝、起きて朝食を食べたらすぐにサファリツアー。お昼を食べに帰ってきても食べたらすぐにサファリツアー。夕方帰ってきて夕食を食べたらもう自家発電の電気は消える。よって、ブクブクのジャグジーに入る時間は無いのだ。一緒に行った親友は、それではジャグジーが無駄になると一日サファリツアーに行かずにジャグジーに入ることを選択した。

 


入れなかったジャグジー(涙)

 


感動の湯たんぽ

 

 

さて、いよいよ夢のサファリツアーの始まり、始まり。ドライバーに見たい動物を伝えると他のドライバーと無線でやりとりをして、見たい動物がいる場所に連れて行って くれる。


ライオン一家


働かないで寝てばかりいるライオンの父


大きく美しいキリン


小さな鳥たちと仲良しのサイ


チータ一家


満腹なのか、ハイエナはサバンナの掃除人


シマウマの素敵なお尻


ダチョウ夫婦


象さん一家


美しいマサイ族
糞の上にて記念撮影


カバの睡眠時間


バンビのように可愛いトムソンガゼル

 

もう、ワクワクが止まらないサファリツアーです。ライオンのお父さんは寝てばかりで刈りをするのはお母さんライオンとか、ハイエナが実はサバンナを綺麗にしてる掃除人だったりとか、カバが夜行性とか。 そこで注目すべき動物がこちら、イボ猪ちゃんです。この子たちには癒されまくりました。

 


とりあえず逃げる


途中で忘れるが走ってみる


イボちゃんの入浴シーン

 

 実は、このイボ猪。とっても臆病なのであまり車にも近づかないみたいなんですが、水たまりで入浴中はあまりの気持ち良さに無防備です。笑 イボちゃんの習性は、ライオンから追いかけられたら、逃げる。逃げるんだけど、200mくらい走ると突然立ち止まり、ふと、何で俺ここまで走ってきたんだっけ?と忘れてしまい逆走して、ライオンに襲われてしまうという。。。。なんてこった。 そんなこんなで、お昼時しか暖かく無いサファリツアーは、毎日、持って行った洋服を全て重ね着して、さらにコテージで買った使い捨ての雨がっぱをその上から着て出かけてました。だって、マサイの人はダウンジャケットと着てたくらいだからね。びっくりだよ。そして、最後の日に行った国境。 日本って島国だから国境って無いから、めちゃくちゃ楽しみにしてたの。きっと、国境には、鉄条網が張り巡らされてて、兵隊さんがいっぱい立ってて。。。。 こ、こ、これだけ?

 

そう。立ったのこれだけ。お隣の国タンザニアとの国境。想像とは違った国境。そして、もう一つ思い描いていたアフリカの太陽。どでかい太陽が広い広い地平線に沈むイメージ。裏切られました。小さい。実に小さい。冬だからなのでしょうか?

 

 マサイマラ最後の日。悩み続けて決めた気球。何故ならば、値段が高い。事故に遭っても保証はしないという書類にサインをしなければならないからです。気球の事故はまあまああるみたいで。決めるまで悩みました。

 

20人乗りの気球はそれはそれは大きくて大きくて、真ん中にパイロットが乗ります。 ゆっくりゆっくり、夜行性のカバが目を覚まして草原を歩いていると、地面ギリギリまで降りたり、木があると上昇したりを繰り返し、何だか夢の世界を旅しているようで勇気を出して乗ってよかった。ただ、ここで強く言っておきたいのは、気球の着地の事。みんな、気球ってゆっくりゆっくり空気を抜きながら降りてきて、ストンと地面に着地するって想像して無いかな?とんでもございません。気球の着地は私に言わせるとまるでジェットコースターのようです。着地してから止まるまで、斜めになりながら物凄いスピードでサバンナをザザザ〜〜〜〜っと移動しながら横倒しに止まります。優雅に乗ってた時とは真逆の恐ろしさ。(笑)お陰様でメガネが吹っ飛び、同乗していたアメリカ人の方に拾っていただきました。着地したサバンナの真ん中には、スタッフが朝食の準備をして待っていてくれます。シャンパンで無事を祝い、朝食のスタート。 やっぱり、乗って良かった。でも大きかったからジェットコースターみたいになるのかなあ? そして、最後のオチはと言うと、ツアー最後のケニアまで行ってのランチは焼肉屋。まさかとは思いましたが、前日まで可愛い、素敵とカメラで追っていた動物たちのお肉が登場。そう、上にあるバンビみたいなトムソンガゼルも。涙。みんな、流石にショックであまり食べられませんでした。

 

アフリカ旅行教訓

1.アフリカには寒い地域もある

2.夕陽は小さい場合もある

3.オスは動物も人間も働かない

4.ハイエナは悪い奴じゃない

5.電気がない場合もある

6.国境にあるのは小さい石の置物だけ。

7.ジャグジー付きの部屋は無駄

8.サファリツアーのトイレは野っ原

9.マサイ族の村は、庭も家も糞でできている

10.とりあえず行ってみよう。

 

 

また、旅行に行けるようになった時のために、想像の旅に皆様をお連れできたらとティッカは考えます。