2024 年の蟹解禁日がやってきた!!そうだ、金沢に行こう!

 久しぶりの金沢日和ですが、今回は蟹が解禁になったということで、素晴らしいお寿司屋さんに出逢ってきました。
前半は、蟹の豆知識、後半は、もう、見たら金沢に速攻飛んで行きたくなるお寿司をご案内します。
カニの解禁日はいつ?
2024 年のカニ解禁日は 11 月 6 日です。
なぜ 11 月 6 日なのかというと一番有力な説は、「立冬 ( りっとう )」だから。
立冬とは、二十四節気の中の一つで、「冬の始まり」を意味します。つまり、「冬の始まり」=「カニ」を連想しやすくするために 11 月 6 日に設定したのでは、と言われています。
ちなみに、カニの保護のため毎年、11 月 6 日から 3 月 20 日あたりまでカニの漁ができる期間となっています。
【メスガニの漁期】11 月 6 日~翌年 1 月 10 日【オスガニの漁期】11 月 6 日~翌年 3 月 20 日
 石川県の「加能ガニ」と「香箱ガニ」
石川県では、能登、金沢、橋立など石川県内で水揚げされたズワイガニのオスを加能ガニ、メスを香箱ガニと言います。
オスの加能ガニは「加」賀から「能」登の漁港で水揚げされるブランドガニです。栄養豊富な海で育った太い足には身がぎっしりと詰まっており、茹でればホクホクしっとり。ズワイガニの繊細な旨味と甘味を堪能できます。メスの香箱ガニは非常に小さなカニで、価格も安価です。ですが、コクがあり旨みが凝縮されたカニ味噌と内子、ぷちぷちとした食感がたまらない外子、 他のカニでは味わえない美味しさです!また、香箱ガニの出汁が最高。金沢ではお味噌汁に入れたり、カニ味噌と内子を混ぜて食べたりします。短い期間しか漁ができない、また、オスのズワイガニに比べ安価なためか、あまり県外には出回らずに地元で消化されることが多いです。まさに石川の冬の限定グルメ!
地域別ズワイガニの呼び方
●山形・庄内産→ オス「よしガニ」、メス「クボガニ」
●新潟産→ オス「ズワイガニ」、メス「メガニ」
●石川産→ オス「加能ガニ」、メス「香箱ガニ」
●福井産→ オス・メス「越前ガニ」
●京都・丹後町・間人産→ 「間人ガニ・たいざガニ」
●兵庫・津居山産→ 「津居山ガニ・ついやまがに」
●兵庫・柴山産→ 「柴山ガニ(しばやまガニ)」
●京都~島根の広範囲→ オス「松葉ガニ」、メス「セコガニ」
●京都・兵庫付近→ メス「親ガニ」「コッペガニ」

金沢といえば、お寿司 
金沢の繁華街からは外れていますが名店の鮨八やさんにお伺いしました。金沢は本当に蟹だけじゃなく魚介類が本当に新鮮で美味しくて、しかもお安い。こちらのお店は高くもなく、安くもないけど、お料理のレベルからするとかなりリーズナブルなはず。
店内に入ると本日のメニューが自筆で掲げられています。もう、これを見るだけで美味しいに決まってると確信しました。
待ってました。これが食べたかった。香箱の手鞠寿司。手鞠寿司だけかと思いきや、なんと香箱蟹がちゃんとずっしり付いてる。香箱の手鞠寿司は、内子、身、外子のそれぞれの美味しさがはっきりとわかって感動が止まりません。
金沢ならではの美しいお皿に盛られたお造り。なんか、アートを感じる。一品一品が芸術的。
今回、大感動した一品は白子の温かいお寿司。なんかもう、まるでリゾット。幾つでも食べられそう。
最後は、雲丹~。このキラキラした新鮮そのものの雲丹。
最初から最後まで感動が止まらないオリジナリティーあふれる他にはないアイデアいっぱいのお店でした。
他には、こんな期間限定の笹寿司も駅などで買えます。この時期の金沢旅は美味しいものが盛り沢山。
美味しいものを食べに金沢に。新しくなった TICCA にもぜひ。