駅から伸びる古き良き商店街は神社への参道へと続いている。歩くこと4分、立派な鳥居が見えてくる。
松陰神社は、学問の神として知られる吉田松陰を祀る神社。松蔭先生は、長州藩士として生まれ、松下村塾(しょうかそんじゅく)を開き幕末志士たちに思想的影響を与えた思想家・教育者です。駅から数分で到着してしまうアクセスの良さも魅力的。
松陰神社に行ってみよう 。
松陰神社の入り口に着くと風格のある大きな黒い鳥居が目に飛び込んできます。鳥居の向こう側は神様の領域なので、鳥居の前で一礼をし、端の方から境内に入りましょう。鳥居の中央は神様の通り道と言われています。
なお、こちらの鳥居は、2011年に建て替えられたもので、それまでは御影石の鳥居でした。近くに昔の鳥居の一部が展示されていますので、そちらも見てみてくださいね。
なお、こちらの鳥居は、2011年に建て替えられたもので、それまでは御影石の鳥居でした。近くに昔の鳥居の一部が展示されていますので、そちらも見てみてくださいね。
手水舎での作法と正しい順番
3.左手で柄を持って右手を清める
4.右手で柄を持って口を清める
1.心を落ち着かせる
心身を清めることが、手水の主な目的です。そのためには、心の平静を保つことが大切です。まずは鳥居の前で一礼をし、神様に挨拶をします。その後、手水舎に着いたら手水の前に心を落ち着かせてください。邪念を払い、落ち着いた気持ちになれたら軽く一礼をします。
2.右手で柄を持って左手を清める
作法では、柄(ひしゃく)を持つ手が決められています。まずは右手で柄を持ち、水をくみます。そのまま左手に水をかけて清めます。柄には、たっぷりと満杯になる程度まで水を入れてください。柄の水はこの後も使うため、すべてを左手にかけないように注意が必要です。3割くらいの量を目安に使うようにします。
3.左手で柄を持って右手を清める
続いて、柄を左手に持ち替えます。このとき、水をこぼさないように注意してください。持ち替えたら、左手と同様に3割くらいの水を使って右手を清めます。
4.右手で柄を持って口を清める
両手を清めたら柄を右手に持ち替えます。左手に水を注ぎ、口をすすいでください。衛生面が気になる場合は口を漱ぐ真似をします。この時、柄の水は、少し残しておくのがポイントです。
5.両手で柄を持って持ち手部分を清める
口と両手を清めたら、使用した柄の柄を清めます。両手で立てるように持ち、柄の中に残っていた水を持ち手部分に流してください。このとき、勢いよく柄を立てると衣服が水で濡れる場合があります。なるべくゆっくり立てて、水しぶきを立てないようにするのがコツです。清め終わったら柄を元の場所に戻し、軽く一礼をしてから離れます。
手水舎を後にし、いよいよ吉田松陰先生が祀られている御社殿へ!
御社殿は、昭和2~3(1927~1928)年にかけて造営されたもので、創建時の御社殿は、現在の内陣(御神体を安置する場所)になっているそうです。松陰神社の参拝方法は、2拝2拍手1拝です。お賽銭箱の近くに詳しく参拝の作法が記載されていますので、そちらもご参照ください。
御社殿は、昭和2~3(1927~1928)年にかけて造営されたもので、創建時の御社殿は、現在の内陣(御神体を安置する場所)になっているそうです。松陰神社の参拝方法は、2拝2拍手1拝です。お賽銭箱の近くに詳しく参拝の作法が記載されていますので、そちらもご参照ください。


社務所には、おみくじも設置されています。
こちらのおみくじは、吉田松陰の言葉が入った、ちょっと珍しいおみくじです。初穂料100円。
こちらのおみくじは、吉田松陰の言葉が入った、ちょっと珍しいおみくじです。初穂料100円。
一体、どんな御言葉がいただけるのでしょうか?
おみくじを引いてみると「心志専ーならず、機脈通せず、何ぞ成就することを得ん」と書かれていました。
志に集中せず、続き具合が一貫していないでどうして物事が成就するだろうか。決してしない。思いを思いに終わらせず、成し遂げようと一生懸命になることが一番大切なことです、という意味。松陰先生からのメッセージ、肝に銘じたいと思います!
運勢は、大吉>吉>中吉>小吉>末吉>区の順です。ただ、吉だけを判断せず、書いてあることを読むのが重要なんだそう。
引いたおみくじは、神社指定の「おみくじ結び所」に結ぶか、大切に持ち帰りましょう!
引いたおみくじは、神社指定の「おみくじ結び所」に結ぶか、大切に持ち帰りましょう!
⑤境内の奥には、吉田松陰が主宰していた松下村塾を再現した建物があります。こちらは、山口県萩市の松陰神社境内に保存されている松下村塾を模したものです。木材、瓦の一部は毛利藩代官屋敷の古材が使用されています。松下村塾は10畳の間と8畳の間があり、当時は8畳の間で講義が行われていました。
8畳の間には、「多くの書物を読まず、苦労を厭う者は大成しない」といった主旨の言葉が書かれています。
こちらは塾生の心得になるよう、実際に松下村塾の床の間に掲げられていたそうです。
吉田松陰が勉学を教えていたのは、実は通算2年半ほど。講義を受けた人は、90名前後と言われています。短い年月ながらも、濃密な時間だったのではないでしょうか?こちらを見ていると、当時の様子が思い浮かんで来るようです。
■松下村塾の主な塾生たち
高杉晋作、伊藤博文、久坂玄瑞、前原一誠、品川弥二郎、山田頭義、山縣有朋
⑥参道の左手には、神楽を奏するための建物である、神楽殿があります。こちらの建物は、昭和7(1932)年に毛利家より贈られたものだそうです。切造りの立派な屋根が目を引きます。通常時は中を見ることはできませんが、お祭りや行事などの時に戸が開けられ、松の絵が描かれた舞台が見られます。
⑦神社の方にお聞きしたところ、「帯に手を入れる癖があったかは分からないが、久坂玄瑞に遺した肖像画を参考にしたのでは」とのことでした。
吉田松陰といえば、主宰していた私塾「松下村塾」が有名ですよね。身分や階級に関わらず勉学を教え高杉晋作、伊藤博文など、のちに明治新政府で活躍する人物を多く輩出しました。座学のイメージがありますが、行動派でもあり、脱藩をして旅をしたり、ペリーの軍艦に乗って米国に行こうとしたことも。危険をも厭わない、とても信念が強い方だったのではないでしょうか。
⑨境内の左奥には、墓苑があります。こちらには、吉田松陰をはじめ、安政の大獄に連座した頼三蔵三郎、小林民部などが眠っています。
御社殿の手前には、大きな石燈籠が並んでいます。そして、その両方の小径を繋ぐように多くの灯籠が立っているのですが、この銘が物凄いのです。伊藤博文、山県有朋、井上馨に乃木希典・・・と明治の偉人のリストのような状態です。これを一つ一つ観ているだけでも時間がどんどんと過ぎてしまうのです。奉納者芳名には錚々たる人物の名前が記載されていますので、見てみてくださいね。
アクセスは徒歩で、東急世田谷線松陰神社駅:4分
駐車場も併設されていますが、駅前を通り抜けて世田谷通りまで通じる松陰神社商店街をそぞろ歩いてみてください。そして参拝の帰りは、鳥居をくぐり、一礼したら横断歩道を渡って右方向に歩いていくと左手にあるのがTICCATOKYOです。心よりご来店お待ちしております。
駐車場も併設されていますが、駅前を通り抜けて世田谷通りまで通じる松陰神社商店街をそぞろ歩いてみてください。そして参拝の帰りは、鳥居をくぐり、一礼したら横断歩道を渡って右方向に歩いていくと左手にあるのがTICCATOKYOです。心よりご来店お待ちしております。
松陰神社
■開門時間など
開門(参拝可能)時間:7:00~17:00
御朱印・お守り・お神札受付時間:9:00~17:00
(社務所休務日を除く)
ご祈祷受付時間:9:00~15:50
(恒例祭典時・社務所休務日を除く)
※年末年始は、時間などが変更になります。
最新の営業時間は公式ホームページをご確認ください。