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Get to Know Yak Knitwear

ヤクのニットを知る

今回ご紹介するのは、多くの人を魅了する「ヤク」のニットです。
寒さが深まる季節に思い浮かべる代表的な素材といえば、ウールやカシミヤでしょう。

その中で、同じように高い保温性とぬくもりを持ちながら、実はあまり知られていない素材が「ヤク」です。

日本ではまだ耳慣れない存在かもしれませんが、実際に手に取ると、ふんわりとした柔らかさと驚くほど繊細な肌触りに心を奪われます。
ウールの暖かさやカシミヤの上質感に匹敵するその魅力を、ぜひ知ってください。カラーは、6色。


■チベット高原で育つ「ヤク」って何?
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チベット高原の標高 4,000mを超える高地に生息するヤクから採れる、希少な天然素材。
ヤクの毛は全体から柔らかい部分だけをクシですき取るため、1頭からわずか約100gしか採取できない貴重な毛は、14~20ミクロンという細さを誇り、ふんわりとした柔らかさと繊細な肌触りが魅力です。
ウールより約 30%高い保温性を持ちながら、カシミヤを上回るほどの通気性も備えており、暖かさと快適さを両立。
冬の厳しい寒さにも優しく寄り添う、贅沢な素材です。
■ 「ヤク」のニットのメリットとは?
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ヤクの毛が持つ一番の魅力は、冬の冷たい空気を忘れさせるほどの優れた保温力。
パシュミナに匹敵するといわれるその暖かさは、まるでやさしく身体を包み込むようです。しかも通気性が高く、熱を逃して蒸れにくいので、長い時間着ていても心地よさが続きます。
繊維はウールよりも繊細で細く、編み地はしっとりとなめらか。風を通しにくい上にチクチクしにくいため、肌が敏感な方や獣毛混のニットを避けてきた方にも安心して選んでいただけます。
さらに、摩擦に強く毛玉になりにくいという実用性も兼ね備えており、美しさを長く楽しめる点も嬉しい特徴です。そのうえ、汗を吸収して外へ発散する性質から、においがつきにくく清潔感を保ちやすいのも魅力。

細く長い繊維が生み出すほのかな光沢と軽やかさ、そしてシワになりにくい弾力性まで備えたヤクは、見た目にも着心地にも贅沢さを感じさせてくれます。
上質さと機能性の両方を求める大人にこそふさわしい、冬のための特別な素材。それがヤクなのです。
■ 「ヤク」のニットのお手入れについて
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動物性繊維は元々汚れが付きにくいという特徴がありますが、それでも洗わずにいれば虫食いの原因になったり、シミやニオイ、カビなどのトラブルにも遭遇します。

着用後に洋服ブラシで優しくブラッシングし、汚れやホコリを払い、毛並みを整えましょう。
ブラッシングは毛玉の予防にもなり、繊維をほぐして毛玉をできにくくする効果があります。

ブラシは馬毛などの天然素材の柔らかいものを選び、繊維の流れに沿って「こするのではなく、払う」ように優しく行いましょう。

基本的には家庭での洗濯は避け、ドライクリーニングをお勧めします。
上手にお手入れをすれば10年以上愛用できる丈夫なニットなのです。
寒い季節にぴったりなヤクのお洋服は、冬の寒さから身を守ってくれる優秀アイテム。
コートの下に一枚あるだけで、優しい暖かさに包まれます。

寒い日のお出かけや、お部屋でくつろぐ時のお洋服として、お気に入りの一着を選んでみませんか?