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古いものを慈しみ、今の暮らしに更新する

冬の空気がきりっと澄む頃、世田谷の街に、少し特別な時間が流れはじめます。
それが、400年以上続く「世田谷ぼろ市」。

数多くの露店が並び、1日におよそ20万人もの人出で賑わうボロ市は
12月(15日・16日)と1月(15日・16日)の年2回、
2日間ずつ、代官屋敷を中心にしたボロ市通りで行われます。
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「ボロ市」の名の由来
「ボロ市」という名前は、古着や使い古した布=“ボロ”が多く売られていたことに由来します。
もともとは年の暮れに開かれる「歳の市」で、庶民が古着や古布、日用品を持ち寄り、新年を迎えるために必要なものを揃える市でした。
その中でも特に、継ぎ直しながら使われてきた布や衣類が多く並んだことから、いつしか人々の間で親しみを込めて「ボロ市」と呼ばれるようになったといわれています。
「使い切る」「受け継ぐ」という、日本の暮らしの知恵が名前に残る市です。
時代とともに並ぶものは変わっても、古道具や器、反物、日用品に宿る時間の重なりは、今も変わりません。
色あせた布、使い込まれた木の道具、少し欠けた器。
どれも完璧ではないけれど、不思議と手に取ると心が落ち着く。
それは、長い時間の中で人の手に触れ、暮らしの一部として生きてきた証なのかもしれません。
TICCAが大切にしているのも、そんな価値観です。
流行に消費されるのではなく、受け継がれ、更新され、また次の時間へとつながっていく服。
ぼろ市を歩いていると、その思想が街の中に自然と溶け込んでいるように感じます。
忙しい日常から少しだけ離れて、古いものの声に耳を澄ませる一日。
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来年の冬は、世田谷ぼろ市を目的に、東京・世田谷を歩いてみてはいかがでしょうか。
きっと、今の暮らしにそっと寄り添う何かに出会えるはずです。
開催場所・交通
東京都世田谷区世田谷1丁目「ボロ市通り」とその周辺
「世田谷線」世田谷駅・上町駅、徒歩3分

開催日時
12月15日・16日、1月15日・16日の4日間
開催時間:午前9時~午後8時
天候により開催時間が変更となる場合がございます。また、荒天の際は中止となる場合がございます。
開催時間の変更や中止の際は、世田谷区のホームページへの掲載、世田谷総合支所X(旧ツイッター)の配信にてお知らせいたします。