地球にも人にも優しく、暖かく包み込んでくれるクラフトファー<ウールファーロングコート>

和歌山県高野口町で明治時代から築いてきた伝統技術で作られた、最高のクラフトファーを使用したウールファーロングコート。

エシカルな素材として高野口のクラフトファーに注目が集まっています。動物の毛皮を模倣するというレベルを超えて、高野口発の伝統技術の高野口パイルをベースにつくられる生地素材。

高野口にしか残存しない特殊な編み機と熟練の職人達の技術が結集した、機能性と美しさを兼ね備えたファー素材で作りました。

クラフトファーって何だろう?

クラフトファーは明治 10 年前田安助氏の「再織」という特殊織物の製法に端を発します。その後パイル織物と呼ばれるいわゆる「織り」と「編み」とが合わさったものとしてクラフトファー(フェイクファー)が誕生しました。

アパレル業界においても持続可能な社会を考える上で、生地搾取を目的とした動物の殺処分をしないというエシカルな衣類とされ欧米では「ヴィーガンファー」と呼ばれており、「クラフトファー」決してフェイクではないその価値。その価値を伝えていくため新しい呼称として「クラフトファー」と名付けました。

動物の毛皮を模倣するというレベルを超えて、高野口発の伝統技術「再織」を起源とした高野口パイルをベースにつくられる生地素材。高野口にしか残存しない特殊な編み機と熟練の職人達の技術が結集した、機能性と美しさを兼ね備えたファー素材です。

産地について

産地は、高野山の参詣口の宿場町として栄え、パイル織物を伝統産業とし文化と伝統を紡いできた和歌山県の高野口です。高野口は水の綺麗な紀の川の水源から染色やパイル織物産業が発展し、現在も日本のフェイクファーのシェア 100%を誇り世界中のメゾンからも注目を浴びている生地の産地です。

受け継がれてきた貴重な編機

今回 TICCA のボアを編んだ編機は『メリヤスパイル編みと言います。何十年も前から使用されているもので、今はもう作ることのできない機械です。機械が壊れたら、職人さんがパーツを直しメンテナンスをしながら大切に使っているとのこと。1回転にたったの3mmしか編めず 1 日 15mくらいしか編めないのですが、ゆっくりゆっくり丁寧に作られた素材になります。非常に高いレベルの技術によって作られた生地は、目を凝らすと奥行きのある豊かな表情が見えてきます。その魅力は大自然や受け継がれた職人の技術から生み出された、確かな品質。

実際に現場を見学し、その貴重さと素晴らしさや産地の方々の思いがひしひしと伝わってきました。

袖を通すと非常に軽く暖かく動きやすく着心地が良いクラフトファーのコートをぜひお試しください。

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