TICCA金沢日和 Part5
東名阪からアクセスしやすく、
風情ある街並みや文化があふれる金沢。
金沢日和では、TICCA がセレクトしたおすすめの名所・観光地をご紹介します。
さて今回は、風情ある早朝の美味しい金沢旅をご案内いたします。
近江町市場
金沢といえば近江町市場。TICCA 金沢店から歩いてすぐの場所にあり、金沢市民の台所として長い間親しまれている市場です。
朝から楽しめる美味しいお店ももちろん新鮮な食材を調達できる約170 店の店先で、日本海の新鮮な魚介や地元産の野菜、果物を中心に、漬け物、菓子類、生花から衣類まで、たくさんの商品が売り買いされ、市場はいつも活気に満ち溢れています。
午前中は生鮮食品が山盛り。果物屋さんではカットされたフルーツが売られていて、少し小腹が空いている時におやつ代わりに買って、新鮮なうちにその場で贅沢に食べます。
お昼前後はランチに訪れる観光客で長蛇の列ができるお店が増え、午後4時を過ぎてくると店仕舞いの準備を始めるお店が。1軒、また1軒と閉まっていく中を歩くのも風情を感じられます。
東出珈琲店
東出珈琲店は、金沢の近江町市場「買い物通り口」を出てすぐ、通り沿いにある赤煉瓦造りの建物で、ガラス張りに焙煎機が鎮座している珈琲屋さん。営業時間は朝8時から、早朝から美味しいコーヒーが飲めるお店は金沢には他になく貴重な存在の珈琲店です。一粒一粒、手作業で豆をチェックし、浅煎りから深煎りまで約20種類の自家焙煎コーヒーを提供してくれます。
「今日は暑いのでアイスカフェオレを。」これがまた、素晴らしく美味しいんです。各テーブルにひっそりと置かれたお花もいつもセンスがよくて素敵です。
名物の東出さんの看板スイーツ、プリンは是非食べるべし。不思議なくらい口溶けが良く、滑らかでクリーミィ。カラメルの苦味がコーヒーにベストマッチしていて、コーヒーに合うように作られていることがよーく分かります。その日に出せる数が決まっており、夕方にはもう売り切れていることが多いので、早めの時間がおすすめです。
店内の穏やかな空気は、スタッフの方々のお人柄。近江町に来たついでの小休憩というよりも、この一杯、この味、この人に出会うために足を運びたいお店の一つです。
http://higashidecoffee.amsstudio.jp/
四知堂 kanazawa(スーチータン カナザワ)
台北市内で現在2店舗を展開する台湾料理店「四知堂(スーチータン)」が2年前に金沢に上陸。伝統的な台湾料理をベースにした創作料理の店で台湾のグルメガイドには必ずと言っていいほど掲載され、ハイセンスな地元っ子はもちろん、世界中にファンのいる名店です。
風情あるたたずまいは、もとは老舗塗料店「森忠商店」の築100年以上の町家をリノベーションしたもの。瓦葺きの金沢らしい姿でありながら、大きなガラスの引き戸が目を引き、店内も、使い込まれた建具や床にこぼれた塗料の跡がノスタルジックな気分を誘います。
森忠商店で使われていたままの建具は凝った細工が美しく、テーブルや椅子などの調度にも深い色を使った落ち着いた店内に日常を忘れてしまいそうになります。さりげなく配置されたアンティークなインテリアが空間に華を添え、暗めの照明に高い天井と、食事も会話も弾みます。
四知堂 Kanazawaのメニューは、朝昼晩で変わり台湾の1日を、食を通して体験できる構成になっています。
今回は、朝食に台湾粥と豆花(トウファ)を堪能しました。台湾粥は鶏肉、アサリ、干しエビの旨みたっぷりのスープに生姜のアクセントが効いた滋味深いお味。お粥は喉ごしもよく、体をじんわりと温めてくれるので、寒い日だけじゃなく、暑さでまいった体も喜びます。デザートの豆花には自家製のシロップをかけてヘルシーにいただきます。
異国情緒を味わい尽くせる四知堂、家族や友人と食事を楽しむほか、ひとりでゆっくり訪れるのもおすすめです。
ぜひ素敵な金沢日和のご参考にされてはいかがでしょうか。
【Archive】
TICCA金沢日和 Part0(金沢店へのアクセス)
TICCA金沢日和Part1(名所・観光地)
TICCA金沢日和Part2(図書館)
TICCA金沢日和Part3(グルメ編)
TICCA金沢日和Part4(名所・観光地)