TICCA 金沢日和 Part9
金沢に初めて行くなら外せない!
加賀百万石の絢爛な武家文化を今に伝える兼六園と金沢城
日本三名園として有名な兼六園。国の特別名勝に指定されています。広大な園内には築山、池、茶屋などが点在しており、それぞれの景観を楽しみながら廻遊する庭園となっています。四季を通じてさまざまな自然美が堪能でき、雪から木の枝を守るために施される “雪吊り” は金沢の冬の風物詩として、ぜひ見てみたい景色です。夜のライトアップでは幻想的に彩られた庭園が広がります。6 月にはホタルの観賞会も。香林坊・片町などの繁華街や金沢 21 世紀美術館とのアクセスも良好な「真弓坂口」が “間違いない” とされる定番ルートです。
兼六園の象徴 徽軫灯籠(ことじとうろう)
兼六園のシンボルとしてよく知られ、観光写真でも度々登場する 2 本脚の灯籠。水面を照らすための雪見灯籠が変化したものです。形が楽器の琴の糸を支え、 音を調整する琴柱(ことじ)に似ているため、その名が付いたと言われています。二股の脚は元々同じ長さでしたが、何かの原因で折れてしまい、石の上に片脚を乗せてバランスを保っています。手前に架かる虹橋と傍らのモミジの古木との三位一体となった風景はとても絵になり、多くの観光客がここで記念撮影を行っています。
徽軫灯籠に次ぐ名物の一つ 唐崎松(からさきまつ)
加賀藩 13 代藩主・前田斉泰が近江から種子を取り寄せて育てた「唐崎松」。唐崎松の一番の見頃は冬季で、雪害から樹木を守る為に施される雪吊りが有名です。 唐崎松の雪吊りは、11 月上旬から順次行われ、3 月中旬まで見ることができます。
兼六園に隣接した前田利家の城、金沢城
兼六園に隣接する「金沢城」は、金沢の代表的な観光名所のひとつです。加賀百万石を築いた加賀藩前田家の歴代藩主の居城が次々と復元され、2001 年に「金沢城公園」として開園しました。広い公園内は、見どころも豊富です。園内をゆっくりお散歩しながら、史実を尊重しながら復元整備された建 物を楽しみましょう。金沢城公園の入場門は全部で 5 つ設けられています。「兼六園」とあわせて楽しみたい方は、兼六園の向かい側にある石川門からスタートするのがおすすめです。金沢城公園のメインゲートでもあるため、まずはこの門をくぐるのがおすすめです。
長い建物が印象的な「五十間長屋」
石川門をくぐり、「三の丸広場」でまず視界に入ってくるのが長い建物です。実は 3 つの建物が連なっており、内部で繋がっているこの建物。左から 「橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)」「五十間長屋(ごじっけんながや)」「菱櫓(ひしやぐら)」となっており、金沢城公園の中で唯一入場料が かかる施設です。内部では、様々な展示が見学できます。五十間長屋は一般的には多門櫓(たもんやぐら)と呼ばれ、主に武器などを保管する倉庫として使用されながら、非常時には城壁の機能を持ち合わせています。
金沢城の井戸の枠
ひとたび籠城戦ともなれば、食糧だけでなく水の確保は非常に重要となる。このため、城には井戸が残っていることが多い。俗に加賀百万石と謳われたほどの大藩・加賀藩の前田家の居城たる金沢城にも、多くの井戸があった。この金沢城の井戸の枠が現在鶴の丸休憩所付近に展示されている。 金沢城鶴の丸休憩所付近に展示されている井戸枠は、以前の開発により取り外されて保管されていたものだ。戸室石製で石をくり抜いたものと、8 枚の石を組み合わせたもの。
金沢城公園の新緑
本丸では緑が鮮やかな新緑が優しく感じます。本丸園地を散策しましたら気持ちが良く、誠に癒されます。植物など自然の豊富な金沢城公園は金沢市中心部にあり、誰でも気軽に森林浴ができる場所なので私のお薦めの場所です。
〒920-0937 石川県金沢市丸の内1-1
076-234-3800
交通アクセス
(1) 金沢駅からバスで 15 分(北陸鉄道路線バス、城下まち金沢周遊バス、兼六園シャトル)兼六園下から徒歩で 5 分
(2) 武蔵ヶ辻・近江町バス停からバスで 20 分(金沢ふらっとバス材木ルート)兼六園下から徒歩で 5 分
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